前回の記事で、油田から原油を採取してタンクに溜めるところまでをご紹介しました。
集めた原油は精製して燃料にしないとただの役に立たない液体なので(一応これでも燃やせますが)、色々頑張って精製していきましょう、というのを本日はご紹介。
Minecraft 1.12.2対応版のbuildcraftでは原油の取り扱いがガラッと変わりました。
今までは「原油を採取する」→「リファイナリーに通す」→「燃料が出来上がるので燃やす」という単純なフローだったのですが、
- リファイナリーがDistiller(蒸留器)に変わり
- Heat Exchanger(熱交換器)が実装され、原油他の燃料にCool/Hot/Searingという3段階の温度の概念が実装され
- 原油をDistillerで精製する時に、温度によって生成物が変わるようになり
- さらに生成物を精製して別の燃料が作れるようになり
- その結果出来上がる様々な燃料がそれぞれ発生するエネルギーなどが違う
という複雑なことになっています。
詳しくは既にまとめている方がいらっしゃいますので、そちらを参照して頂くほうがよいかなと。
で、こちらの記事のコメント欄に、最高効率になる精製手順がまとめられておりまして、それを参考に以下のような手順で精製するプラントを作ります。
- 原油をSearingまで温める。
- 原油(Searing)を精製し、Distilled Oil(Searing)とResidue(Searing)を作る。
Residueは今の所使わないのでドラム缶に溜めておき、Distilled Oilのみ次の工程へ回す。 - Distilled OilをHotまで冷ます。
- Distilled Oil(Hot)を精製し、Dense Fuel(Hot)とMixed Light Fuels(Hot)を作る。
Dense Fuelはそのまま内燃エンジンに投入して、Distillerやポンプを動かす動力にする。Mixed Light Fuelsは次の工程へ。 - Mixed Light FuelsをCoolまで冷ます。
- Mixed Light Fuels(Cool)を精製し、Light Fuel(Cool)とGaseous Fuel(Cool)を作る。
これらは両方とも内燃エンジンに投入して、各種動力源とする。
長い!
しかし、他の油種(Dense OilやHeavy Oilなど)を燃やすとカス(Residue)が溜まったり、効率が悪かったりするので、これだけ手間を掛ける必要があるわけです。
しかし、他の油種(Dense OilやHeavy Oilなど)を燃やすとカス(Residue)が溜まったり、効率が悪かったりするので、これだけ手間を掛ける必要があるわけです。
リアルの石油も原油を色々精製して軽油・重油・ガソリン・ナフサなどを作るので、それをモチーフにしたんでしょうけど…そこまでしなくてもよかったかなぁ…。
精製の工程で使うアイテムの内、新しく追加されたDistillerは、生成物が2種類になった関係で上と下から生成物が出るようになっただけなのですが、新しく追加されたHeat Exchangerについてはちょっと仕組みが複雑です。
設置するときは同じブロックを3個造り、横に並べることで完成。動作には特にエネルギーやレッドストーン信号の入力は不要です。
温めるときは溶岩などの温かい液体を、冷やすときは水などの冷たい液体を、それぞれ温度を変動させたい液体と一緒に流し込むのですが、この流し込み方がちょっと分かりにくい。
温めるときは溶岩などの温かい液体を、冷やすときは水などの冷たい液体を、それぞれ温度を変動させたい液体と一緒に流し込むのですが、この流し込み方がちょっと分かりにくい。
まず温める場合はこのように、温めたい液体を下から流し込んで上から出し、合わせて溶岩など温かい液体を左から流し込みます。
温かい液体は熱を奪われて消滅するらしく(左から煙のパーティクルが出てくる)、特に排出する必要はありません。温めた液体はパイプを繋いでやれば自動的に排出されるので、木パイプなどで排出させてやる必要はありません。
温かい液体は熱を奪われて消滅するらしく(左から煙のパーティクルが出てくる)、特に排出する必要はありません。温めた液体はパイプを繋いでやれば自動的に排出されるので、木パイプなどで排出させてやる必要はありません。
冷ます場合は、右から冷ましたい液体を入れて左から出し、合わせて冷たい液体を下から入れます。
冷ます場合も冷たい液体は消費されて消失する(こちらは上から水蒸気のパーティクルが出てくる)ので、排出する必要はありません。
Heat Exchangerをよく見てもらうと、外側と内側の二重構造になっているのが分かります。
どうやら「外側の筒に冷たい液体」「内側の筒に温かい液体」「内側の筒から外側の筒へ熱が移動する」という仕組みになっているようで、この理屈を覚えておくと、冷ます場合はどっちにどっちを入れるんだっけ…というのが分かりやすくなります。
どうやら「外側の筒に冷たい液体」「内側の筒に温かい液体」「内側の筒から外側の筒へ熱が移動する」という仕組みになっているようで、この理屈を覚えておくと、冷ます場合はどっちにどっちを入れるんだっけ…というのが分かりやすくなります。
最終的に、DistillerとHeat Exchangerを組み合わせて出来上がった精製プラントがこちら。
奥の左手からぐるーっと回って手前の左手まで、Distillerを3個とHeat Exchanger5個で構成したプラントです。
加熱用の溶岩は、InstantLavaというmodを使って無限溶岩化しています。お陰で温めるときの熱源用液体には困りませんが、これを使わない場合はネザーから溶岩を転送してくるとかって方法になるんですかねぇ。
構築の途中で使っていたバッファ用のドラム缶や、無駄に長く引き回しているパイプを整理したり、木パイプに付けているレッドストーンエンジンを入れ替えたり(後日説明しますが昔のゲートを使うやり方が使えなくなっています)、あと今は捨てているResidueを再利用する回路を組み込んだりと、改良ポイントは色々あるので、ぼちぼち整理をしていきたいなぁ…と。